ブログ

古き良き日本の伝統や文化を感じられる古民家。現代の忙しい暮らしに癒しを与えてくれるとして、熱烈なファンも大勢います。

しかし、古民家は耐震性や断熱性が低く、設備も古いなど、住まいとしては不便な場合も少なくありません。そこで注目されているのが、古民家をリノベーションすることです。

古民家のリノベーションには、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、費用はどれくらいかかるのでしょうか。この記事では、古民家リノベーションの魅力や費用相場などについて詳しく解説します。

平屋の古民家をリノベーションするとは？

リノベーションとは、内装や外装を全て解体し、柱などの骨組みを残しながら住まいを一から作り直すことをいいます。

古民家の持つ風情や温もりを残したまま、現代のライフスタイルに合わせた自由な間取りや機能的な設備を備えた住宅を作り上げられます。

古民家の平家リノベーションについての口コミ

古民家の平家をリノベーションすることを検討している人の意見や口コミを紹介します。

気になるのは水回り。古いと排水トラップが無かったりして虫やにおいが上がってくるらしい。避雷針とか床下とか家の仕組みをもう少し調べねば。 ハザードマップとも見比べてるけど田舎は山と川に挟まれている所が多い。 引用：Twitter

空き家が多くても元々の素材が良くないとリノベも難しいのでは？かなり大胆に一からリノベしちゃうものですか？ わたしの感覚だと築50年くらいから時代に耐えられない建物がいきなり増えてきた感じで。 リアルに便利さとお金とのバランスです 引用：Twitter

理想は古民家風の平家を現代風にリノベした家に住んで在宅ワークと趣味領域のバイトをこなして生活すること。 引用：Twitter

平屋の古民家をリノベーションする際にかかる費用は？

平屋の古民家をリノベーションする場合、リノベーションの規模によって費用は大きく変わります。一般的には、以下のような規模と費用が目安です。

フルリノベーション

外装や内装、水回りや設備などをすべて新しくするケースです。住宅の広さなどにもよりますが、およそ1,000～2,000万円を見積もっておきましょう。

部分リノベーション

特定の箇所だけリノベーションを実施します。たとえば、キッチンやバスルームなどの水回りや、壁や床などの内装を新しくするケースが考えられます。

費用相場は、50～400万円程度を見積もっておきましょう。

耐震補強工事

外装や内装には手を加えず、耐震性を向上させる工事です。

古民家は築年数が経過しているケースが多く、耐震性に不安が残ることも。住宅性能診断を実施し、必要な場合は必ず耐震補強工事を実施しましょう。

費用相場は、25～300万円程度です。

 

平屋の古民家をリノベーションする魅力

平屋の古民家をリノベーションすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。詳しく解説します。

赤ちゃんからお年寄りまでみんなが住みやすい

平屋の古民家は、階段や段差がないため、高齢者や子ども、ペットなどにも優しい住まいです。また、バリアフリー工事を実施すれば、介護や車椅子の利用にも対応できます。

リノベーションしやすい

平屋の古民家は、床面積が広く間取りがシンプルな傾向があり、自由にレイアウトを変えることができます。リノベーションする際には、壁を取り払って開放的な空間にしたり、間仕切りを設けてプライバシーを確保したりすることができます。

メンテナンス費用が抑えられる

2階建てや3階建ての住宅に比べて、平屋は屋根や外壁などのメンテナンスがしやすい特徴があります。高所作業が必要な場合も少なく、業者に依頼する際にも費用が安く済むからです。

また、屋根や外壁の劣化が進むと、雨漏りや結露などのトラブルが発生する可能性が高くなりますが、平屋の古民家では劣化を早期に発見しやすく、修繕も容易です。

メンテナンス費用を抑えることで、長期的に住宅の価値を維持できるのも大きな魅力といえるでしょう。

動線に無駄がない

1階だけで生活する平屋の古民家は、動線に無駄がありません。階段を上り下りする必要がなく、移動時間や体力の消耗も少ないのが特徴です。

また、家族のコミュニケーションも取りやすく、家事や育児もスムーズです。

平屋の古民家をリノベーションする際のコツ6選

平屋の古民家をリノベーションする際に、満足のいくリフォームを実施するためのコツを6つ、詳しく解説します。

1. 建築年数を確認する

平屋の古民家は建てられてから時間が経っていることが多く、耐震性や断熱性などの基本性能が低い可能性があります。

物件購入の前には必ず、建築年数や構造体の状態を確認しましょう。建築年数が古いほど、耐震補強や断熱工事などの大規模な工事が必要になることがあります。

また、建築年数によっては、建築基準法や消防法などの法令に適合しない場合もあります。その場合は、法令に適合させるために、間取りや設備などの変更が必要になるかもしれません。工事がそもそも難しいケースもあるため、購入前にきちんと専門家に確認してもらうことは必須です。

建築年数や構造体の状態に応じて、リノベーションの内容や費用を見直さなければならないこともあるため、注意しましょう。

2. 耐震補強を実施する

検査の結果、耐震性に問題がある場合は、必ず耐震補強を実施します。具体的には、柱や梁などの構造部材を補強したり、壁や筋交いなどの剛性部材を増やしたりしましょう。

耐震リフォーム費用の平均は、日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の「木耐協 耐震診断結果 調査データ」によると約163万円です。また、耐震補強には国や地方自治体の助成金制度や住宅金融支援機構の融資制度などが利用できる場合がありますので、事前に調べておきましょう。

3. 断熱対策を実施する

平屋の古民家は断熱性が低く、夏は暑く冬は寒いという問題があります。断熱性が低い住宅は、冷暖房効率が悪く、光熱費が高くなります。また、結露やカビなどの発生も促進し、健康や快適さにも影響します。

このため、リノベーションの際は断熱対策も検討してみましょう。屋根や壁などに断熱材を入れたり、窓やドアなどの開口部分に断熱性の高いガラスやサッシを取り付けたりすることで、外気との温度差を抑えられます。また、省エネにつながることも魅力です。

4. 水回りの設備を実施する

平屋の古民家は、水回りの設備が古くて不便な場合があります。水回りの設備は、生活の質に直結する重要な要素です。できれば全て入れ替えることをおすすめします。

5. 配管を更新する

古民家の配管は経年劣化や凍結などで破損している可能性が高く、水漏れや水圧低下などのトラブルにもつながりかねません。また、古い配管は錆やカビなどで水質が悪化することもあります。

住宅を購入する際は、配管の点検をするほか、必要であれば設備の入れ替えを実施しましょう。

6. 日当たりを確保する

古民家は当時の暮らし方や風習に合わせて建てられているため、現代の住まいと比べて日当たりが悪いことも。

日当たりが悪いと室内が暗くなりますし、湿気やカビの発生も心配です。リノベーションの際には、日当たりを確保することを心がけましょう。

具体的には、以下のような方法で日当たりを確保できます。

・窓を増やす、大きくする

・間取りの構造を変える（中庭を作る、吹き抜けを設ける、屋根の一部を切り取るなど）

・窓の位置や形を工夫する（南向きの窓を大きくする、天窓や採光窓を設ける、窓の上部にトップライトを付けるなど）

古民家の平家をリノベーションする際の注意点

古民家の平家をリノベーションする際に気をつけるべきポイントについて解説します。

予算オーバーしてしまうことも

古民家は見えない部分に劣化やダメージが隠れていることが多く、リノベーション中に追加工事が発生することもあります。また、廃材処分費や補助金の申請手数料などがかかることもあるので、十分に注意しましょう。

住める状態になるまでに期間を要する

古民家は一般的な建物と比べて工事の難易度や手間が高く、リノベーションに時間がかかることがあります。また、古民家に詳しい業者や職人を探すのにも手間がかかります。

専門知識を持った業者を選ぶ

古民家リノベーションは、一般的な建物とは異なる構造や素材、技法が用いられているため、専門知識を持った業者を選ぶことが大切です。

専門知識を持った業者を選ぶ際は、以下のようなポイントに注意しましょう。

・古民家リノベーションの実績や事例が豊富であること

・古民家の構造や素材、技法に関する知識や資格があること

・補助金や減税制度に詳しく、申請手続きのサポートができること

まとめ：平屋の古民家をリノベーションして、理想の住まいを実現する

平屋古民家をリノベーションすれば、古き良き日本の伝統や文化を感じられる住まいで、快適に暮らせるようになることでしょう。リモートワークなどで働ける環境を整えれば、多くの人が理想とする、ゆったりとした暮らしが実現できそうです。

ただし、リノベーションを実施する際にはさまざまな注意点があります。特に耐震補強が必要かどうかについては必ず確認をしましょう。また、業者の選び方にも注意することで、後悔のないリノベーションを実施しましょう。

信頼できるリフォーム・リノベーション業者をお探しの方は、リノベアにぜひご相談ください。

主に愛知県内でリノベーションを実施しており、提案から工事まですべてを自社で担当しています。

デザインや素材へのこだわり、予算、立地、ライフスタイルなど、さまざまな条件を丁寧にヒアリングしながら、皆さまが愛着の持てる住宅を作りあげます。

水回り設備の問屋としてスタートしたリノベーション事業だからこそ、メーカーについての豊富な知識とともに、お客様に最適なリノベーションのプランを提案いたします。

リノベアでリノベーションについて相談する