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既存の建物に大規模な工事を加えるリノベーション。理想の住まいを比較的安価に手に入れられるとして、近年注目が集まっています。
本記事では、リノベーションに必要な予算について、平均額や目安額について解説します。
また、自治体や国からの助成金についても紹介していますので、納得できる価格で理想のリノベーションをかなえたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
リノベーションとは、既存の建物に大規模な工事をして、間取りや内外装を変更することをいいます。
ライフスタイルや生活環境に合わせて、注文住宅さながらのアレンジができることが特徴です。
空き家の数が増えてきている時代にぴったりの、賢い住まいの活用方法といえるでしょう。
リノベーションには、どの程度の予算が必要になるのでしょうか。予算の平均的な価格や、予算別にできる工事の内訳について解説します。
リノベーションは、約700万円から1,200万円程度が工事予算の目安です(2023年3月時点。地方都市の3LDKマンションにリノベーションをすることを想定)。
ただし、この費用はあくまで目安で、工事内容や建築資材の価格によっても予算は変動します
たとえば、床材にこだわったり、キッチンやバスルームの設備を高級なものにしたりする場合、予算は大幅に増える可能性があります。
リノベーションの予算別に、できる工事を見てみましょう(2023年3月時点。地方都市の3LDKマンションにリノベーションをすることを想定)。
工事の予算が700万円よりも低い場合は、全面的なリノベーションではなく、部分的なリフォームにとどめたほうが総合的な満足度は高くなるかもしれません。
700万円〜900万円程度の予算であれば、パーツや設備などを低〜中価格帯のものにそろえたリノベーションができます。
1,000〜1,200万円程度あれば、間取りやデザイン、設備にもこだわったリノベーションができるでしょう。
理想の住まいを予算内でつくるためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。3つのポイントを解説します。
最初に、住宅の理想像を明確にしておくことが何よりも重要です。
理想像とは、住まいをどのような空間にしたいか、どのような機能やデザインが必要か、といったことです。理想像が明確であれば、無駄な出費や後悔を防げます。
理想像を明確にする方法としては、以下の3つがおすすめです。
まずは、リノベーションの目的や目標を決めましょう。具体的には「家族のコミュニケーションを増やしたい」「趣味に取り組むための大きな部屋がほしい」「ペットと暮らすためのオリジナルの間取りにしたい」などが考えられます。
目的や目標が決まれば、必要な工事内容や予算も見えてきます。
次に、参考にしたい写真や雑誌などを集めましょう。インターネットやSNSで気に入った空間の画像を探したり、雑誌やカタログで好みのデザインや素材をチェックしたりしましょう。これらは、プロに自分の希望を伝える際にも役立ちます。
最後に、プロのアドバイスを受けましょう。リノベーション会社や設計士などに相談することで、自分の理想像が実現できるかどうか、また予算内でかなえる方法はないかを把握できます。
理想像を明確にしたあとは、それらの中で優先順位をつけます。
順位の高い工事に優先して取りくみ、残りの予算で優先度の低い工事を検討することをおすすめします。
リノベーションの施工会社には、理想像や優先順位にくわえて、予算も伝えておきましょう。
打ち合わせがスムーズに進むため、無駄な時間や費用を削減できます。
また、品質は同程度でも、メーカーの違いによって予算を抑えられるケースもあります。経験豊富な担当者に相談し、最適な設備を選びましょう。
リノベーション工事にかかる費用には、どのようなものがあるのでしょうか。金額の変動幅ごとに分類し、費用の内訳を解説します。
以下に挙げる工事は、比較的安定した金額で見積もりが取れるため、予想外の出費が出づらい特徴があります。
工事の種類 | 内容 |
仮設工事 |
現場に必要な足場やシートなどの一時的な設備を整える |
電気設備工事 | 新しい配線を引いたり、既存の配線を改修したりする 配線の長さや、必要な器具の数などで金額が変わるが、設計図に基づいた見積もりができるため、変動幅は比較的小さい |
水回りの設備工事 | 設備の数や、水の通り道などによって金額が変わる 必要な設備の種類や数量が決まっているので変動幅が小さい |
ガス設備工事 | 設備の数や、ガスの通り道などによって金額が変わる 必要な設備の種類や数量が決まっているので変動幅が小さい |
現場管理・設計料 | リノベーションの規模や工期に応じて金額が変わる 設計図に基づき、比較的正確に見積もれるため、変動幅は小さい |
デザイン費用 | デザイナーによって金額が異なるが、デザインの内容や作業時間に応じた見積もりが取れる ただし、打ち合わせの回数に応じた追加料金が発生する場合もある |
以下に挙げるのは、当初の予算よりも金額がやや大きくなりやすい工事です。
工事の種類 | 内容 |
解体工事 | 工事の規模や範囲によって、大きく変動する |
金属工事 | 建物の構造補強や耐震性向上などの工事 購入した物件の条件によって変動する |
左官工事 | 壁や天井などに下地材と仕上げ材を塗布する こだわりによって変動する |
塗装工事 | 木部や金属部などに塗料を塗布する こだわりによって変動する |
ここからは、こだわりや理想によって、費用が大きく変化する工事の内容を紹介します。
工事の種類 | 内容 |
木工事 | 壁や天井、床などの内装工事 材料の種類や数量によって費用が大きく変動する |
建具工事 | ドアや窓などの開口部を取り付ける 材質やサイズ、取り付け場所によって費用が変動する |
家具工事 | 家具の種類や数量、サイズによって費用が変動する |
タイル工事 | タイルの種類や数量、貼る場所によって費用が変動する |
仮住まい費用 |
リノベーション工事中に住む家の家賃 工期やこだわりによって変動する |
リノベーション費用に影響する要因は、工事の内容や、設備のクオリティだけではありません。そのほかの要因について、詳しく解説します。
物件の広さは大きな影響を与えます。
施工面積が広ければそのぶん、必要な資材や設備の量も多くなり、それにともなって工事の作業量も増えます。
マンションの場合、購入した物件の階数によっては費用が大きく上がります。
たとえば、資材を運ぶ際にはクレーンなどの重機を使う必要があるため、それらの費用が加算されます。
間取りの変更も、コストを上げる大きな要因です。
特に、水回りや電気配線の移動は費用が上がりやすいため、できる限り避けたほうがよいと考える専門家もいます。
材料費や職人の工賃は、地域によって異なります。
都心部でのリノベーションでは、人件費が高くなりやすいため、工事費用も高くなりがちです。
また、地域によっては、雪が多いなどの気候条件によって必要な工事が変わる場合があります。
リノベーションをする際には、国や自治体からの補助金を受けられます。
受けるにはいくつかの条件がありますが、条件に該当する場合は忘れずに申請しましょう。
また、補助金は毎年内容が変わるため、工事の前に最新の情報を確認することも重要です。ここでは、2023年3月時点での情報を紹介します。
リノベーションでバリアフリーに関係する工事を実施する場合、介護保険制度の「高齢者住宅改修費用助成制度」を利用できる可能性があります。
これは高齢者を介護する世帯に対する制度で、要支援や要介護と認定された人が住む住宅をバリアフリーにした際に支援金が出るものです。
工費20万円を上限として、工事費用の最大9割、助成を受けられます。
自治体によっては、古民家再生や空き家対策、断熱性の向上などのリノベーションに対して補助金が出ることがあります。
自治体のウェブサイトや窓口などで詳細を見て、補助金があるかどうかを確認しましょう。
また、自治体によっては、移住者に対してリノベーションへの支援金が出る場合もあります。移住を考えている方はぜひチェックしましょう。
具体的には、以下のような補助金が出ています。
リノベーションにかかる予算は、700万円から1,200万円程度が目安です。
ただし、予算はリノベーションの内容やエリア、物件の条件によって大きく異なります。理想の住宅については、事前によく考えておきましょう。また、補助金を活用することもおすすめです。
事前にしっかりと計画し、必要なコストを見積もっておくことで、後悔のないリノベーションを実施しましょう。
中古物件のリノベーションを考えている方は、リノベアにぜひご相談ください。
主に愛知県内でリノベーションを実施しており、提案から工事まですべてを自社で担当しています。
デザインや素材へのこだわり、予算、立地、ライフスタイルなど、さまざまな条件を丁寧にヒアリングしながら、皆さまが愛着の持てる住宅を作りあげます。
水回り設備の問屋としてスタートしたリノベーション事業だからこそ、メーカーについての豊富な知識とともに、お客様に最適なリノベーションのプランを提案いたします。
お問い合わせ
営業時間/9:00〜18:00 定休日/水曜日、土日(予約制)
Idea Lab. Rinobea 名古屋市熱田区新尾頭1丁目9番43号(金山駅南口徒歩8分)
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