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近年は、中古住宅をリノベーションすることを選択する人が増えてきています。
しかし、中古物件を購入してから工事をし、住み始めるまではどのような流れで進むのか、イメージがつかめない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中古物件を購入後にするべきことや、注意点について解説しています。
知っておきたい手続きや節税方法、メンテナンス方法についても解説しているため、中古住宅の購入とリノベーションを考えている方はぜひ参考にしてください。
中古住宅をリノベーションする際にもっとも重要なことの一つが、物件購入までと工事までの時間軸を分けて考えることです。
それぞれの時間軸について、詳しく解説します。
まずは、不動産業者やインターネットなどで物件を検索し、購入するまでの期間です。
気に入った物件が見つかり、条件に合っていることが分かり次第すぐに購入するため、比較的進行が早い特徴があります。
一方、リノベーションの打ち合わせから工事までの時間は、最短でも3ヶ月、長ければ半年以上にわたる時間が必要です。
設計士や施工会社と細かくプランニングを重ねながら、間取りや内装材、設備機器などを決定します。
焦って決めてしまうと後々の後悔につながる可能性もありますから、腰を据えてじっくりと検討しましょう。
中古住宅のリノベーションを成功させるためのポイント4つについて解説します。
住宅購入前に、建物の状態をよくチェックすることで、購入後に予想外の出費が発生することを事前に防げます。
最初に、基礎や柱などの耐震性能を必ず確認します。
またマンション購入の場合、物件自体の耐震性などには問題がなくても、管理組合のルールで使用できる床材に制限があったり、工事の内容や時間帯に制限が入ったりする場合もあります。
フルリノベーションではなく、残せる設備については残したいと考えている場合、壁や床、ガスや水道などの設備についてもしっかりと確認しましょう。
建物の状態をチェックする際は、中古住宅の査定や診断もおすすめです。専門家の意見も参考にしながら、じっくりと住宅を探しましょう。
リノベーションの内容によって、中古住宅の価値や快適さは大きく変わります。事前にリノベーションの目標を決めておき、おおよその工事内容を想定しておきましょう。
たとえば、住宅購入の目的が節約することであれば、必要最低限の修繕やメンテナンスを実施するだけのほうがよいかもしれません。
一方、自分の理想の住まいをかなえたいといったニーズがある場合、間取りの変更や内装の張り替えなど、より大規模なリノベーションが必要になるでしょう。
自分がどのような目的で中古物件を購入したいか明確にすることで、その後の工事や打ち合わせもスムーズに進みます。
打ち合わせから工事までの期間が長引けば長引くほど、それだけ費用がかさむ可能性が出てくることは注意しましょう。
特に賃貸物件に住んでいる場合は、家賃との兼ね合いに注意が必要です。プランニングから工事の間もローンの支払いは発生するため、家賃との二重払いが発生してしまいます。
支払い家賃も予算に組み込みながら、話し合いを進めましょう。
また、リノベーションの理想像が明確になっていない場合、必要以上にスケジュールが長引く可能性があります。優先順位やコスト対効果を見極めながら、希望と現実の落とし所を探りましょう。
リノベーションが成功するかどうかは、リノベーション会社や設計士の選び方にかかっているといっても過言ではありません。
会社を選ぶ際はインターネットや口コミで情報収集するほか、実際の施工例やモデルハウスを見たり、相談会に参加したりして、信頼できる業者かどうかをよく見極めましょう。
また、リノベーション会社が自社施工するのか外注するのかも確認します。
自社施工の場合は、設計から施工まで一貫して実施するため、コストや品質管理がしやすく、打ち合わせもスムーズに実施できますが、業者の得意分野や提供できるサービスに限りがあることも考えられます。
外注の場合は、業者が様々な専門家と提携しているため、より多彩なデザインや技術を利用できますが、一方で、コストや品質管理が難しくなったり、打ち合わせが煩雑になったりすることもあります。
中古住宅をリノベーションする際は、どのような流れが一般的なのでしょうか。それぞれのステップについて詳しく解説します。
物件の目星をつけるため、予算を見積もったり、理想の住まいについての条件を洗い出したりします。
購入を検討する物件が見つかったら、物件の現地調査を実施します。
建物の構造や設備、耐震性や断熱性などをチェックするほか、周辺環境や日当たりなども確認します。
気に入った物件を実際に購入します。
リノベーションでもっとも時間のかかるポイントです。
現地調査で得られた情報や、リノベーションの方向性、コンセプトなどをもとに、理想のリノベーションについてのプランニングを進めます。
プランニングが固まったら、工事に入ります。
まずは不要な壁や床、天井などを撤去し、新しい間取りや構造に合わせて必要な部分を残します。このとき、配管や配線などのインフラも確認し、必要に応じて移設・増設します。
耐震補強や断熱材などを施工し、中古住宅の性能を向上させます。また、窓やドアなどの開口部も交換することで、採光や通風を改善したり、防音性や防犯性を高めたりできます。
壁紙や床材などの仕上げ材を貼ったり塗ったりします。中古住宅の雰囲気が大きく変わるステップです。
また、キッチンやバスルームなどの水回りも新品に交換することで、清潔感や使い勝手を向上させます。
リノベーション工事が完了したら、竣工(完成)段階に入ります。
工事内容や品質について、施主と施工者が共に確認します。不備や不満があれば、修正や補修を依頼します。
検査で問題がなければ、鍵や書類などが引き渡されます。
引き渡し後も、施工者は一定期間内に不具合や故障が発生した場合に対応します。また、事前の契約や保証によっては、定期的な点検やメンテナンスも実施します。
中古住宅を購入後に、知っておくと便利な情報について解説します。
登記とは、不動産の所有権や抵当権などの権利について明記するものです。
中古物件の場合、売買契約が成立した段階で、管轄の法務局へ所有権移転登記を申請します。
登記の申請は手続きがやや煩雑なため、司法書士などに委託することが一般的です。
火災保険とは、不動産や家財道具などが火災や自然災害などで被害を受けた場合の保険です。
もともとの物件所有者が加入していた火災保険は引き継がれないため、自分で新たに加入しましょう。
住宅を購入後は、自己点検や専門家による定期点検を重ね、家の状態を一定に維持管理することを心がけましょう。
自己点検では、目視で確認できる範囲で、屋根や外壁の汚れや剥がれ、窓やドアの開閉状況、床や壁のひび割れなどをチェックします。
また、専門家による定期点検では、点検の時期によって見るポイントを変更します。たとえば物件購入後最初の点検では、欠陥による不具合や、雨漏りなどが起きていないかなどを検査します。
専門家による定期点検の周期は、建物診断書や自己点検結果を参考にして決めますが、5年程度を目安に実施すると安心です。
中古住宅を購入した場合に使える節税制度にはどのようなものがあるのか解説します。
なお、掲載している情報は2023年3月時点のものです。制度が変更になることもありますから、利用の際は最新の情報を確認しましょう。
住宅ローン減税(控除)とは、所得税からローン残高の0.7パーセントが10年間にわたって控除される制度です。
10年間で、最大210万円まで控除されます。ただし、対象となる中古住宅は、床面積が原則として50㎡以上であることなどの条件があります。
住宅購入時にのみ支払いの必要がある税金に、不動産取得税や登録免許税があります。
中古住宅を購入する際は、これらの税金について、減免や免除が実施されます。
条件を満たすリノベーションを実施した物件に対して、固定資産税が減額される制度です。
軽減率は1/3または1/2で、期間は1年間のみであることに注意しましょう。
中古住宅は、自分の理想とする住まいをかなえる魅力的な手法です。
プランニング段階から竣工段階、そして購入後の手続きまで、リノベーションの流れや注意点を把握しておくことで、中古住宅購入にまつわる後悔を防ぎましょう。
リノベーションを考えている方は、リノベアにぜひご相談ください。
主に愛知県内でリノベーションを実施しており、提案から工事まですべてを自社で担当しています。
デザインや素材へのこだわり、予算、立地、ライフスタイルなど、さまざまな条件を丁寧にヒアリングしながら、皆さまが愛着の持てる住宅を作りあげます。
水回り設備の問屋としてスタートしたリノベーション事業だからこそ、メーカーについての豊富な知識とともに、お客様に最適なリノベーションのプランを提案いたします。
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Idea Lab. Rinobea 名古屋市熱田区新尾頭1丁目9番43号(金山駅南口徒歩8分)
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