ブログリノベーションで部屋を増やすことは可能？注意点やデメリットも解説

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2023/08/21

リノベーションで部屋を増やすことは可能？注意点やデメリットも解説

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家族構成が変わったり、子供が大きくなったりといった理由から、部屋の数を増やしたいと考える人は少なくありません。

この記事では、部屋を増やすリノベーションについて、増やし方や注意点、デメリットについて解説します。

家族それぞれのプライバシーを守りたいと考えている方や、一人の時間を大切にしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

リノベーションで部屋を増やす方法

リノベーションで部屋を増やす方法には、どのようなものがあるのでしょうか。詳しく解説します。

1部屋を2部屋に分割

広めの居室を、2つに分割する方法です。部屋を増やすリノベーションとしては最も一般的なものといえるでしょう。

間仕切り壁を付けるだけなどの工事の場合は15万円前後の費用がかかります。

一方、電気工事や配管工事なども実施する場合は、40万円前後の費用がかかることを想定しておきましょう。

部屋を分割する場合、部屋の広さがある程度必要なことは注意が必要です。目安として、10畳程度あれば分割後も快適に過ごせそうです。

ロフトを作る

1つの部屋を上下で2分割し、ロフトを作ることも検討してみましょう。大人が居室とするにはやや狭さを感じますが、子供は秘密基地のように楽しんで過ごせるようです。また、子供が独立したあとも収納場所として利用できるため、工事が無駄にはなりません。

ただし、階段の上り下りが必要になるため、子供の年齢がまだ小さいうちは利用を避けたほうが無難といえるかもしれません。

費用は50〜100万円程度が目安です。

カーテンや棚で部屋を仕切る

大掛かりな工事を避けたい場合は、カーテンや棚などで部屋を仕切ることも考えてみましょう。子供がまだ小さく、1人の空間をそこまで必要としていない場合はこの方法でも大きな問題に発展する可能性は低そうです。

カーテンを使えば、必要に応じて開け閉めできるため、広々とした空間を楽しめるでしょう。また、棚を使って部屋を仕切る場合は収納スペースを確保しつつ、スッキリとした空間を演出できます。

増築で部屋を増やすリノベーションも

戸建てに住んでいる場合は、増築で部屋を増やすことも検討できます。

1階に増築する場合は220〜320万円、2階に増築する場合は400〜550万円程度の予算を考えておきましょう。また、広い庭などがある場合は、200〜300万円程度で離れを作ることも考えられます。

ただし、工事の費用は、部屋のデザインや建具のグレードなどによっても大きく変動します。

また、増築をする場合、建築確認申請や表題変更登記などを実施する必要があります。固定資産税も増額するため、部屋を分割するリノベーションよりも工事以外の費用がかかることには十分に注意しておきましょう。

リノベーションで部屋を増やすメリット

リノベーションで部屋を増やすと、どのようなメリットが生まれるのでしょうか。詳しく解説します。

プライベートな時間を確保できる

1人の時間を確保することはストレスの軽減や精神的な安定のためには欠かせません。部屋を増やすことで、家族や家族のメンバーから離れて、趣味や休息のための空間を持つことができます。

また、部屋ごとにインテリアや照明を変えられるため、部屋作りを楽しみたいと考えている人にとってもおすすめできます。

来客があっても慌てない

リビングに家族全員のものを置いていると、来客があったときに乱雑な部屋を見せてしまうことにもつながりかねません。

各自のものは各自の部屋に収納することで、予期せぬ来客があっても、片付いたリビングに通せるようになります。また、友人や親戚が泊まりに来たときも、リビングに寝泊まりしてもらえるようなスペースを確保できるでしょう。

来客が多い人には、ぜひおすすめしたい工事です。

家がきれいに見える

部屋を増やすことで、収納スペースも増えます。リビングや共有スペースにものがあふれず、きれいな状態をキープできます。また、それぞれの部屋はそれぞれが片付けるというルールにすれば、掃除の負担も減ることでしょう。

子供に整理整頓の考え方を教えられる

子供に自分の部屋を持たせることは、自立心や責任感を育むことにもつながります。整理整頓の考え方や方法を教えることで、将来一人暮らしを始めたときも快適な暮らしを送れるようになるでしょう。

リモートワークや在宅勤務に対応できる

新型コロナウイルス感染症の流行以降、リモートワークや在宅勤務での働き方が定着した企業も多いことでしょう。また、風邪や体調不良のときは在宅勤務に切り替えるなどの制度を設けている企業もあるかもしれません。

部屋数を増やし、それぞれの部屋を作ることで、静かな環境で落ち着いて仕事ができるようになります。

リノベーションで部屋を増やすデメリット

リノベーションで部屋を増やすデメリットについて詳しく解説します。対策方法についても解説しているため、参考にしてみてくださいね。

家族のふれあいが減ることも

部屋を増やすリノベーションをしたい人の多くが、子供に部屋を作りたいと考えて工事を検討しているのではないでしょうか。子供部屋をそれぞれに与えることは、確かに子供のプライバシーを守るためには重要です。一方で、家族で会話をするなどの時間が減ることは、大きなデメリットとして挙げられるでしょう。

家族で定期的にゲームをする、夕食時に会話をするなどの働きかけを取ることで、家族間のコミュニケーションをうながすことを忘れないようにしましょう。

リビング学習ができなくなる

瀧靖之さん著『東大脳の育て方』（2017年、主婦の友社）によると、東大生の83パーセントはリビングで勉強していたのだとか。

子供に自室で勉強をさせると、必要以上にサボってしまうなどの悪影響が出てしまい、むしろ成績が下がってしまうことも考えられます。子供の性格や得意・不得意を見定めながら、どこで勉強をするかは子供と一緒によく考えましょう。

掃除が大変

部屋数を増やすと、必然的に掃除をする箇所も増えてしまいます。毎日掃除をすることが難しくなり、ある程度雑然とした状況を許容しなければならない状況も増えることでしょう。

家の中はいつでも綺麗な状態をキープしていたい！　と考える人にとって、部屋数を増やすことはストレスの元になるかもしれません。

1部屋あたりの面積が狭くなる

増築以外の方法で部屋数を増やした場合、1部屋あたりの面積が狭くなることは避けられません。狭い部屋ではくつろげず、居心地が悪い思いをすることがあるかもしれません。

また、陽の光が入らないスペースが出てしまうことも考えられます。

リノベーションで部屋を増やす注意点

リノベーションで部屋を増やす際は、どのような点に注意しておくべきなのでしょうか。事前に把握しておくべきポイントについて詳しく解説します。

デザインやバランスが悪くなることもある

部屋を新しく作ることで、間取りが歪になり、デザインやバランスが悪くなってしまう可能性があることには注意しましょう。もとの住宅の雰囲気も考慮しながら建具などを洗濯しましょう。

耐震性や耐久性に問題がないか確認

増築をする場合は、住宅が地震などに耐えられるかどうかもよくチェックしましょう。工事の内容によっては建物に亀裂が入るなどの深刻なトラブルに発展する場合もあるため、工事によって耐震性や耐久性に変化がないかどうかをよく検討しましょう。

耐力壁のない物件を選ぶ

多くの戸建てや一部のマンションには耐力壁と呼ばれる建物の耐震性を補強するための壁が使われていることがあります。この壁が使われた物件では、増築や間取り変更を希望通り実施するのは難しいケースも少なくありません。
中古住宅を購入後、リノベーションして部屋数を増やそうと考えている場合は、耐力壁が使われていない物件を探すことをおすすめします。