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Idea Lab.Rinobea(アイデア・ラボ・リノベア)です。名古屋市熱田区から「家事が楽になるリノベ」をご提案しているリノベーション、リフォーム会社です。
お盆に久しぶりに実家へ帰省したとき、「段差でつまずきそうになった」「お風呂やトイレの使いづらさが気になった」と感じたことはありませんか?
元気そうに見える高齢のご両親も、実は日々の暮らしの中で“ちょっとした不便”を我慢しているかもしれません。
そんな小さな気づきが、これからの親の暮らしを守る大きなきっかけになります。
この記事では、帰省時に気づく実家の危険サインから、具体的なバリアフリーリノベの内容、そして費用感や補助制度の情報までわかりやすくご紹介します。
ご両親がこれからも安心して暮らせる住まいのために、「気づいた今」がリノベーションを考えるチャンスです。
お盆に実家へ帰ったとき、「あれ?こんなに使いづらかったっけ?」と違和感を覚えることはありませんか? それは、日々の生活に“老い”が確実に影響してきているサインかもしれません。高齢のご両親が住む実家には、思っている以上に多くの「危険の種」が潜んでいます。
玄関の上がり框(かまち)、和室への敷居、脱衣所と浴室の境目など、「ほんの数センチの段差」こそが、高齢者にとっては最も危険なポイントです。筋力やバランス感覚が低下している高齢者にとって、この小さな段差が転倒事故に直結します。
さらに、フローリングがツルツルして滑りやすい、カーペットの端がめくれているなど、滑る・つまずくリスクも見逃せません。転倒は寝たきり生活のきっかけになる重大なリスクです。
一見普通のトイレやお風呂でも、「立ったり座ったりがしづらい」「ドアの開け閉めが重い」などの小さな不便を感じている方が多いです。特に冬場の寒暖差や浴室の滑りやすさは、ヒートショックのリスクを高めます。
こうした場所に手すりがない、滑り止めがないといった状態では、万が一の事故を防ぐことが難しくなります。
「この家で何十年も暮らしているから大丈夫」と思っている方ほど注意が必要です。日常の動作に“慣れ”があるため、不便さや危険に気づきにくくなっていることがあります。
しかし、年齢とともに体力は確実に変化します。「今は大丈夫」でも「数年後には危険」になる可能性は十分にあります。
こうした“気づき”を得やすいのがお盆の帰省です。第三者の視点で実家を見ることで、暮らしの危険ポイントが浮かび上がってきます。
この気づきを「何となく」で終わらせず、住まいを見直すきっかけにすることが、ご両親の安心につながります。
高齢の親が暮らす実家において、「転ばない」「無理なく暮らせる」ことは、健康寿命を延ばすために非常に大切な要素です。住宅内のちょっとした不便や危険を取り除く「バリアフリーリノベ」は、単なる“快適性”の向上にとどまらず、「事故の予防」や「介護負担の軽減」にもつながります。
日本は世界でも有数の高齢化社会です。名古屋市でも高齢者人口の割合は年々増えており、自宅での生活に支障を感じる方も少なくありません。
中でも「住宅内事故」の割合が非常に高いのが現状です。実際に、65歳以上の転倒・転落事故の約8割が自宅で発生しています。
それだけに、高齢者が住む家には「安全な暮らしを実現する環境づくり」が求められます。
高齢者の骨は若い頃よりももろくなっており、わずかな転倒でも骨折や寝たきりにつながる可能性があります。
例えば、廊下で足を滑らせて転倒 → 大腿骨を骨折 → 入院・リハビリ → 自宅復帰が難しくなる…という流れは、決して珍しい話ではありません。
転倒による入院は、ご本人だけでなく、離れて暮らす家族にとっても大きな負担です。早期に住まいのリスクを減らしておくことが、結果的に介護の負担軽減にもつながるのです。
「まだ介護が必要な状態じゃないから大丈夫」と思う方も多いですが、実はその“介護が必要になる前”の段階こそが、バリアフリー化に最も適している時期です。
不便さを感じながらも何とか暮らしている状態を改善することで、身体機能の低下を防ぎ、健康な状態を長く保てる可能性があります。
バリアフリーリノベは、高齢の親を“守る”だけでなく、“自立した暮らしを続けてもらう”ための前向きな選択肢でもあるのです。
高齢のご両親がこれからも安心して暮らせるようにするには、住まいそのものを「今の体に合った形」に整えていく必要があります。バリアフリーリノベーションと聞くと大掛かりな工事を想像されるかもしれませんが、実は“ちょっとした工夫”で大きな安心が生まれることも多いのです。
ここでは、実際に多くのご家庭で採用されているリノベーションのポイントをご紹介します。
住まいの中で最も多いご相談が、「移動時の不安」です。特に階段、廊下、トイレ、浴室、玄関などで「手を添える場所がない」と感じることは、転倒の大きな原因になります。
手すりを必要な箇所に設けるだけで、移動の安心感は大きく変わります。
また、数センチの段差でもつまずきやすい高齢者にとって、スロープ化や段差をなくす工事は非常に効果的です。
視力が弱くなってきた高齢者には、暗がりや陰影が危険です。特に夜間のトイレ移動や、玄関まわりなどでの照明不足は事故を引き起こします。
人感センサー付きの照明や、段差部分を明るく照らすフットライトなど、視認性を高める工夫が重要です。
また、滑りやすいフローリングをクッション性のある床材に変更することで、転倒時の衝撃を和らげる効果もあります。
水まわりは高齢者にとって負担の大きい場所です。たとえば、
トイレに立ち座りを補助する手すりやリフトの設置
ユニットバスの導入による段差の解消、滑り止め加工の床
キッチンの高さを体に合わせて調整する、椅子に座って作業できるスペースの確保
こうした改善によって、「使いやすさ」と「安全性」が両立します。
バリアフリーリノベの目的は、「できることを奪う」のではなく、「今できることを長く続けられるようにする」ことです。
親の生活にそっと寄り添う工夫を取り入れることで、自立した暮らしを支えることができます。
「バリアフリーリノベーションをしたいけど、いくらぐらいかかるのか不安…」という声はよく聞かれます。確かにリノベーションは内容や範囲によって金額が大きく異なりますが、よくある工事ごとの目安を知ることで、ある程度の予算感を持つことができます。
また、条件に応じて補助金や介護保険制度を利用できることもあり、費用を抑えて安全な住まいを実現することが可能です。
比較的手軽に始めやすいのが、以下のような部分的なバリアフリー工事です。
工事内容 | 費用目安(税込) |
---|---|
手すりの取り付け(1カ所) | 約2万〜5万円 |
小さな段差のスロープ化 | 約3万〜7万円 |
室内ドアの引き戸化(片引き) | 約8万〜15万円 |
これらは数日以内で完了するケースも多く、ご両親が在宅のままでも工事が可能です。
水まわりの改修は、安全性だけでなく快適性の向上にもつながるため、多くのご家庭で検討されます。
工事内容 | 費用目安(税込) |
---|---|
浴室の段差解消+手すり設置 | 約20万〜40万円 |
ユニットバスへの交換 | 約70万〜120万円 |
トイレのバリアフリー化(洋式化+手すり) | 約20万〜40万円 |
リノベアでは、お住まいの状況やご家族の要望をもとに、優先順位を決めたご提案を行っています。
介護保険における「住宅改修費」の補助制度を利用すれば、最大20万円までの改修費用に対して、9割(上限18万円)の補助が受けられるケースがあります。
【主な対象工事】
手すりの取り付け
段差の解消
滑り防止の床材変更
扉の交換(開き戸→引き戸など)
さらに、自治体によっては独自の補助金制度を設けている場合もありますので、名古屋市の制度もぜひ確認してみてください。
バリアフリーリノベは「高そうだから」と敬遠されがちですが、小さな工事でも十分効果があります。まずは気になる部分だけでも相談することで、無理のない範囲で安全な住まいづくりがスタートできます。
実家のバリアフリー化を考えるうえで、最も大切なのは「タイミング」です。そして、その最適なタイミングのひとつが「お盆の帰省」です。
普段はなかなか気づけない住まいの変化や、ご両親の体の変化をじっくり観察できる貴重な機会だからです。
お盆の帰省では、兄弟姉妹など家族全員が集まりやすいため、実家の今の状態について情報共有をしやすくなります。
「お風呂の段差が気になった」「階段の昇り降りが辛そうだった」など、気づいたことを共有することで、リノベーションの必要性について共通認識を持つことができます。
また、普段遠方で暮らしているご家族ほど、久々の帰省で「こんなに老けたかな…」と衝撃を受けることもあります。それは“気づく力”の大切なきっかけです。
ご両親にとっても、いきなり「リフォームしよう」と言われるより、家族全員とゆっくり話し合えるお盆のようなタイミングの方が受け入れやすいものです。
「どこが不便?」「どんなことが怖い?」という気持ちを引き出しながら、本人の意向を尊重したリノベ計画を立てることができます。
また、子世代が複数人いれば費用の分担や協力体制の相談もでき、具体的な動きにつながりやすくなります。
お盆の帰省では、泊まりがけで実家に滞在することが多く、生活の一部を一緒に体験することで、ご両親の暮らしの“リアル”を感じることができます。
トイレまでの距離が遠い
夜の照明が暗い
廊下が狭く歩きにくい など
こうした不便さを体感することで、リノベの必要性をより具体的に実感できます。これこそが「お盆リノベ」の最大の価値です。
お盆は、ご先祖様を迎えるだけでなく、「これからの家族の暮らし」を考える大切な時間でもあります。
その時間を、「安心な住まいづくり」への一歩として活用してみてはいかがでしょうか。
「実家、そろそろ何か手を入れた方がいいかも…」そう思ったときが、リノベーションを考える絶好のタイミングです。
大きな工事を一気にやる必要はありません。まずは小さな不便や心配ごとを話すことから始めてみましょう。
リノベアでは、名古屋市を中心に、ご家族やご本人のご要望に寄り添ったバリアフリーリノベをご提案しています。
ご相談(電話・LINE・メール)
→気になる箇所をざっくりお話しいただくだけでOKです。
現地調査・ヒアリング(無料)
→ご自宅を拝見し、動線や危険箇所を丁寧に確認します。
プランとお見積りのご提案
→ご予算やライフスタイルに合った最適なご提案をします。
ご納得の上でご契約・工事開始
→工期や工程も丁寧にご説明します。
帰省中にすべてを決める必要はありません。帰省を終えてからも、以下のような点をチェックしておくと、次のアクションにつながります。
ご両親の動作に不安がなかったか?
家の中に危険そうな場所はなかったか?
本人が「ちょっと困ってる」と言っていたことは?
こうした“気づき”を家族内で共有することで、無理のない範囲での改善が可能になります。
高齢のご両親が「住み慣れた家」でこの先も安心して暮らしていくために。
そして、離れて暮らす家族が「もしもの時に慌てない」ために。
住まいの安全性を整えることは、家族全体の安心にもつながります。
バリアフリーリノベは、“いざという時の対処”ではなく、“これからの暮らしへの備え”です。気づいた今が、ちょうど良いはじめどきです。
お盆の帰省は、ご両親の健康状態や住環境を見直す絶好の機会です。
普段は気づかない「住まいの危険サイン」に目を向けることで、高齢の親が安心して暮らせる住まいづくりの一歩が踏み出せます。
バリアフリーリノベーションは、小さな手すりの設置から始めることもできますし、補助金や介護保険制度を利用することで、費用を抑える工夫も可能です。
何より大切なのは、ご両親の「今」と「これから」に寄り添う気持ちです。
家族全員が安心して過ごせるように、「今できること」から始めてみませんか?
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主に愛知県内でリノベーションを実施しており、提案から工事まですべてを自社で担当しています。
デザインや素材へのこだわり、予算、立地、ライフスタイルなど、さまざまな条件を丁寧にヒアリングしながら、皆さまが愛着の持てる住宅を作りあげます。
水回り設備の問屋としてスタートしたリノベーション事業だからこそ、メーカーについての豊富な知識とともに、お客様に最適なリノベーションのプランを提案いたします。
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Idea Lab. Rinobea 名古屋市熱田区新尾頭1丁目9番43号(金山駅南口徒歩8分)
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